ARCHITECTURE

建築設計

飛鳥未来きずな高等学校 名古屋キャンパス愛知県

住宅街に
RCの小さなキューブを造る

住宅地の中の学校計画である。辺りには戸建てや低層のアパートがひしめいており、学校を建設するイメージは想像し難かった。しかし敷地前のコンビニには学生たちが大勢集まってくるのを見ると近くに中学か高校があるのだろう。
今回の建物は高さを抑え地下1階、地上3階建てとした。

ファサードは打放しコンクリートが重なって3つのキューブが段々に大きくなる形状を描いた。
キューブの間には素焼きのセラミックルーバーを配し、この学校のテーマカラーである橙色をグラデーションで表現してRCのやや冷たい雰囲気を和らげた。

地下までつながる中庭には自然光が差し込んで建物全体が明るくなるよう図った。             

建物概要

  • 建物名称 飛鳥未来きずな高等学校 名古屋キャンパス
  • 所在地 愛知県名古屋市中村区
  • 設計監理 ウイングスペース一級建築士事務所
  • 施工 永賢組
  • 用途 専修学校
  • 構造規模 鉄筋コンクリート造 地下1階 地上3階
  • 延床面積 1,008.43㎡
  • 竣工 2020年9月